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さらば青春の光のKAZUのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
4.0
音楽、ファッションが若者のすべてだった時代...

10代の頃から繰り返し鑑賞した思入れのある作品。40年ぶりのスクリーン帰還って事で、英国初青春映画の金字塔である今作をうん十年振りに観てきました!🇬🇧🇬🇧

90年代を10代で走り抜けた身としては、オリジナルモッズは憧れ。フレッドペリーに軍コートはいつの時代も廃れない魅力的なスタイルだし、聖地「洋服の並木」で『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』みたいにモッズスーツ仕立て、ネオモッズ意識した時もある。17〜18頃か?忘れたが。(ミリ単位で足の裾の長さに拘るとこ好き。)

行き場のない怒りや疎外感、刹那的な心情が暴力とトラブルを生み、ロッカーズとの衝突を起こし、大衆化した彼らは暴力とトラブルを起こし「族」化していく。一瞬の「時」を切り取ったそんな若者の初期衝動が暴発したような2時間弱。

アイデンティティーの主張が暴力や抗争まで及ぶんだよな、イギリス🇬🇧って国は。今でも根強い英国サッカーのフーリガニズムも然り。

後にモッズムーブメントは廃れパンクへと時代が移り変わる。久々に部屋にキンクスやスモールフェイセズやフーが鳴り響きました。最高💂🚌🇬🇧

2019.10.15
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