ひいらぎ

ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦 オリジナル完全版のひいらぎのレビュー・感想・評価

3.5
大根演技のように見える演技。
突如平和な日常から非日常的な兵士の生活へ身を投じざるを得なかった一般市民。慣れない中を過ごしていくうちに人が変わっていく。始まりから終わりまで描かれているので余計にそれがわかる。
映画にしてはメリハリやかっこよさ、残酷さというのはあまり大きく描かれていないように思える。登場人数の多さやメリハリなどがないせいかただでさえ長いのに余計長く感じる。
だが、本当の戦場とはこの映画の印象の通りなのではないか。素人なので慣れていないからこそかっこよくもならない。戦闘がなければ退屈。戦闘があればただ恐怖を感じ怯え何とか反撃する。どこかで人は死ぬが自分に関係がなければそのまま。そんなシーンばかりだからこそスローで流れる映像には余計惹かれてしまうのではないか。
他の戦争映画より実は戦争を描けているのではないだろうか。
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