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ロダン カミーユと永遠のアトリエのskm818のレビュー・感想・評価

3.6
ロダンの人生をカミーユ・クローデルはじめ女たちとの関係とバルザック像の件を中心に描いたもの。
カミーユ・クローデルといえば、ロダンに壊された女みたいなイメージあるけど、この映画を見る限り、それだけではないなあ。社会全体が女性差別的だったんだよな。
いやそりゃロダンもひどいけど。関係を曖昧なままにしてるし、乱脈だし、ローズさんに対する扱いもひどい。ただなー、カミーユやローズさんの態度もなー。人というのはほんと嫉妬深くて自分勝手なものだよなあ。
大きな工房での彫刻制作の様子や当時のアーティスト同士の交友関係なんかも興味深い。この人とこの人って友達だったのねーみたいな。
淡々と人生の出来事の一部をつないでいくスタイルでやや眠くなるが、ロダンてこういう人だったのねーという一部はよくわかった。カミーユさんも、ロダンにはどうしようもできないくらいすごい才能に溢れた人だったんだなと。
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