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グッド・タイムのtransfilmのネタバレレビュー・内容・結末

グッド・タイム(2017年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

映画に使われる音楽にスポットを当てるなら、この映画が今年一番印象的な作品だと思う。舞台はアメリカだと思われるけど、どこか中東アジアっぽい感じの映画。
綺麗な恰好をした登場人物がほとんどでてこない。夜中のスラム街をふらふらしていそうな感じの人物ばかりで、特に説明はなくとも、様々な理由から社会の低所得階級に甘んじる人達が、人生を変えるために犯罪へ走る姿を描いているのだということが感じられる。
ロバートパティンソンが演じる主人公も、なぜこうなってしまったのかはなんとなく想像できる。

「女神の見えざる手」に続いてみた映画なんだけど、
この映画の主人公とミス・スローンは、自分自身が悪だと信じるものに勝つためなら手段を選ばない、という点で似てると思う。スローンの敵は汚職政治家。この映画の主人公にとっては、社会そのものが敵だったんだろうなと思った。
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