さうすぽー

グッド・タイムのさうすぽーのレビュー・感想・評価

グッド・タイム(2017年製作の映画)
3.2
自己満足点 62点

う~ん、思ったよりも楽しめなかったな…。

この映画は、とある好きな映画ブロガーの方がかなり絶賛していたので観てみたのですが、観て良かったとは思うのですがまあまあ止まりでした。

ですが、演出や撮影は結構綺麗でした。
「ドライヴ」等を手掛けたニコラス・ウィンディング・レフン作品のようにスタイリッシュで照明も比較的カラフルで好きでした。
特にこの映画では時間経過の関係で半分くらい夜のシーンだったのですが、街のネオンが本当に美しくておしゃれです。

また、音楽面もおしゃれで、緊迫感のあるミニマル・テクノサウンドが映画の世界観によく合っていました。普段ミュージカルぐらいしかサントラが欲しくはならないのですが、この映画のサントラは欲しいです!

また、自分は主演俳優のロバート・パティンソンが今まであまり好きではなかったのですが、この映画は追いつめられる心情等に凄くリアリティが出ていて素晴らしかったです。
今後の彼が結構期待出来るようになりました。


ですが、肝心なストーリーがあまり面白いとは感じなかったです。

内容は強盗を弟と働いた主人公が、警察に追われながら捕まった弟のために釈放に奔走する話なのですが、弟との関係性や絆をそんなに描いていなくて、弟も序盤で捕まってしまい、それ以降は殆ど登場しないからその展開自体が個人的にどうでも良かったです。

その映画ブロガーの方はこの映画のどこを推していたかと言いますと、
「主人公の追われてる心情を描いたハラハラする作品」だそうです。

確かに、警察に追われてるシーンはいつ警察に見付かるかハラハラしました。
ですが、別に常に警察に追われてる訳ではないし、ハラハラしたシーンが終わると結構退屈な時が続いたこともありました。

主演の演技は上記の通り良いですが、主人公が頭良いわけでもないし、そんなに好きにもなれなかったです。