子持ちのキャバレーダンサー・ローラは職業柄媚びるようなしゃべりや仕草が身に付いてるけど、それが決して厭らしくなくカワユイ。純真な内面からくるのか、絶対あんた騙されてるだろと思ったがな。
「私はローラ」と歌い踊るアヌーク・エーメ💕
港町で出会う登場人物が巧妙に関わりあってる構成が見事。
特にローラの昔話に符号するセシルのエピソードがイイ。
ちょっとこまっしゃくれたこの娘がローラに劣らずカワユイのは良いとして、その母親の未亡人のせつない寂しさまでも愛おしい。
それにしても、あんな軽快な遭遇の仕方、おフランスならではだよな。日本なら「制服色情飼育」の展開だぞ。
英雄ミッシェルが何処まで行っても胡散臭いのが気になるが人生は美しいって事で。
死ぬまでに観ておくべき未鑑賞の名作「シェルブールの雨傘」秋に敵いそう。