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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローのmuraのレビュー・感想・評価

4.3
監督の舞台挨拶もあって。監督は『ニュース23』のキャスターでもおなじみの佐古忠彦。

戦後、基地建設のために沖縄の土地を強引に接収していったアメリカ。それに対し、理論武装して反対する瀬長亀次郎。市民の支持を集めるが、それゆえにアメリカからの干渉と弾圧を受ける。だが市民はかえって団結を強め、それはアメリカにとって大きな脅威となる。

亀次郎は投獄される。それでも出てきて再び活動を始める亀次郎を、市民は「不屈」と称賛する。一方で亀次郎は、弾圧される自分を何度も何度も支援する市民を「不屈」と称賛する。

この映画を見ると、日本(本土)の民主主義なんてのはまやかしだということに気づかされる。民主主義が唯一あらわれたのはアメリカ統治下の沖縄なんだろうと。それは「民主主義国家」アメリカによって潰されてしまうのだけども。そして今の沖縄もそうかもしれない。でも、これもどうなることか…

監督は、瀬長亀次郎が残した日記はもちろん、沖縄公文書館によって収集されたアメリカの極秘文書などを拾いあげ、真相に迫ろうとする。丁寧な作業を積み重ね、信頼が置ける。

アメリカは市民への弾圧のため、銀行に働きかけて資金を凍結し、水道も止めたらしい…

本当に知らないことばかり。舞台挨拶で佐古監督が言っていたのは、これは沖縄の歴史であると同時に日本の歴史でもあるんだと。