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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローのnori007のレビュー・感想・評価

3.6
沖縄は、唯一一般市民を巻き込む地上戦が行われた場所で、猛烈な艦砲射撃、そしてナパームなどで焼き払われ県民の1/4が死んだ。

戦後は、米軍による民主主義の統治が始まるが、民主主義は名ばかりで新たな地獄が待ってるだけだった。女子は夜中に連れさらわれ、男は銃殺されても米兵にお咎めなし、収容所では餓死者も出る始末。

瀬長亀次郎は、民主主義を最大限利用し組織を率いて占領軍と戦った男である。
米軍が沖縄の土地を買い占める事に反対したのも大きかっただろう。実際にハワイはすべて買い占められ米国となってしまったのだから、沖縄も米国の一部になってたかもしれない。

ただ危険人物と目をつけられた亀治郎は、不当逮捕などで社会から抹殺されそうになるのだが。。民衆の大きな力がそれを跳ね返した。

もちろん冷戦下で、日本は防波堤の役割となり米軍がいたからこそアカの侵略はま逃れたと言っていいと思う。ただしその後遺症は辺野古の基地問題などが今も続いている。

東西のパワーバランスが変わっている今、どうすればいいのか考えていきたい。
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