米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローの作品情報・感想・評価

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー2017年製作の映画)

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:107分

あらすじ

ナレーション

「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」に投稿された感想・評価

asuka

asukaの感想・評価

3.5
瀬長亀次郎さんのことを初めて知った。
この方がいたからこそ、今の沖縄があるんだよね。
シアター内にお年寄りが多かったのも印象的。
一人の男を追っているようで、戦後日本史の問題の根本を捉えようとした意欲的な作品に思えた。大杉漣さんのナレーションもとても良い。
ただ、映画というよりはテレビドキュメンタリーという感じがしてしまった。
そして質疑応答でも話題に上がったが、カメジロー本人の演説がより多く聞きたかった。やはり彼本人の演説のシーンはとてつもない力強さがあったから。。「この沖縄の大地は、再び戦場となることを拒否する。」
MISSATTO

MISSATTOの感想・評価

4.0
第15回文化庁映画週間・平成30年度 文化庁映画賞受賞記念上映会で見てきました。

さすが報道のプロが監督したドキュメンタリーという印象。
じっくりと瀬長亀次郎という人間の足跡を見せながら、沖縄米軍と日本政府の不合理と、瀬長氏と沖縄県民が見せる民主主義との対比をぐぐぐっと印象づける内容。
瀬長氏ご本人の生前のインタビューなどは、思わず頬が緩むような機知に飛んだ巧みな言葉もあって、その人柄になるほど「魅力」を知ることができた。
しかし映画を見ながら脳裏に浮かぶのは昨今の…というよりも戦後70年以上続く中央政府の沖縄に対するやり口。もはやこの国で民主主義が見れるのは沖縄だけではないのか、とさえ思えてしまった。

語りが山根基世氏というあたりに某大型歴史番組の影響を感じなくもないが、おかげで落ち着いて冷静に見ることができた。
煽るようなナレーションや音楽のないドキュメンタリーは、それだけで真正面から見る姿勢を取れる。
そういう意味では、瀬長氏の文章の朗読をされた大杉漣氏もさすが。

瀬長氏や沖縄県民が望む「基地のない返還」を近い将来見ることができるのだろうか……民主主義には程遠い日本のトップと米国のトップの顔を浮かべて暗澹たる気持ちになった。
龍太郎

龍太郎の感想・評価

3.2
中盤が少し中だるみしていたような。
たー

たーの感想・評価

3.5
こんな不屈の精神を持った人が本当にいたのかという感想。格好いい生き方とはこういう事か。男女平等の考えこの時代にはも信じられない。この映画は筑紫哲也の報道番組のキャスターが監督。公開1年ということで舞台挨拶があった。パート2も作成するとのこと。20分の特別版の報道もありラッキー。
沖縄の歴史って、詳しくないけど暗いから、あまり突っ込んで聞けない&知らずに生きてきてる人って多いと思う。私はそう。見るべき!改めて沖縄という土地について考えるきっかけを与えてくれる。

劇場で見たけど、(ナレーションも手伝って)NHK感がすごかった。これはテレビでも放送してほしいなー。若い人に限らず見た方がいい。シリーズにもなってほしいくらい。
20180827新文芸坐
カメジロー氏が記録に残すべき人物なのはよく分かったのだが、ドキュメンタリー作品としてはテンポの悪さを感じてそれほど乗れなかった…
面白かった!
基地と沖縄の歴史がとてもわかりやすく描かれていました。
音楽がとても良く、新文芸坐で鑑賞できたのは幸運だったかも。
音楽には坂本龍一さんが関わっていたのね。
静謐さ漂う作品でした。

この作品を見逃した悔しさをバネに面白い映画がひしめき合う中、OKINAWA1965や沖縄スパイ戦史を選んで鑑賞してきました。
三作品とも観れて良かった。

今の世代だからこそ向き合える現実があるのかもしれない。

元米兵が目に涙をためて当時と現在の異様な状況を話している姿。
父親が悪い人が入るはずの刑務所にいる姿に胸を痛める子供のエピソード。
銀行だけではなく、水道さえも止められても挫けない那覇市民の姿。
奥さんの詠んだ歌。
などなど、涙しながら鑑賞しました。
時々笑い声が上がるシーンもあり。

続編はカメジローさん本人と周辺のお話になるのかな?
パンフの娘さんの話には興味深いエピソードがまだまだあるみたいだったので、楽しみにしています!
日本人として、そしてウチナーンチュとして、基地の意義を考えてきました。理想としては、武力に頼らない平和を願い、しかしその一方で日米安保による抑止力もまったくは否定できない、そんな複雑な議論に翻弄されてきました。
しかし、この映画を観て、基地問題の根っこを突きつけられた感じがします。それは例えば、日本とアメリカといった国家単位の条約の意義云々ではなく、その実現のために沖縄で何が起きてきたのかといった、悲痛の叫びそのものでした。いままで、日本人として消極的ではあるけれど安保を受け入れ、基地に関して濁してきましたが、やっぱりこのままでいいはずがないと思います。映画の中で、瀬長カメジローが力説しているのが、想いを共にするヒトとヒトの団結力です。それは、このように続いていました「ひとりの声は20m先までしか届かないかもしれない。しかし100名集まれば那覇中に響き渡るかもしれぬ。沖縄県民140万人が叫んだらどうだろうか。東京はもちろんのこと、ワシントンまで動かすことになる」と。どういう世の中で生きていきたいのか、周りを議論に招待したいと思いました。
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