ユダヤ人の子供達の、ドイツ軍からの逃亡劇だけを描くという、何ともピンポイントな映画。本編時間も96分とタイト。
最初の内は良心的な大人が助けてくれるけど、どんどん余裕がなくなってくる。
一番しっかりしてるファニーが仕切ることになるが、当然余裕は全くない。
どうしたらいいか全然わからなくてもそれを必死に隠して気丈に振る舞う。
子供達の旅ということで、楽しいシーンもある。子供ってどういう状況も楽しさに変える力があるよね。
見てると段々それぞれの子供達の個性がわかってくる。絆みたいなものも強まる。
でもなんか見てるとやたらほたるの墓が浮かんで仕方なかった。
飯がないとか泊まる場所がないとか。
基本キツい。
まあ設定からして見てて楽しいかっていうと難しいものがあるけど、ハッとするようなシーンが多くて監督すごいなと思った。
ネタバレだけど、バッドエンドじゃなくてヨカタネ！
子供達の笑顔が…
