みきぴん

少女ファニーと運命の旅のみきぴんのレビュー・感想・評価

少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)
3.9
「怖くない?」
「怖いなら平気なフリをして!」
「どこへ行くの?」
「前へ!」

8人の仲間の運命まで背負って
13歳の女の子が
こんな言葉を発するほどの覚悟を決めて
国境を目指す為に走るという状況

戦争という怪物の
端っこの 一つの物語

数えきれないほどのファニー 達が
道半ばで 力尽きたり
希望に辿り着いたりしたのだろう


『第二次世界大戦中フランスでは、ユダヤ人の子供たちが、支援組織に託されていた。支援組織である児童救済協会は、1938年から1944年の間に、ナチの強制移送から数千人の子供達を救い、匿い、国外へ逃れさせた。この映画はかくまわれていた施設が密告によって閉鎖され、13歳の少女がリーダーとなって、8人の少年少女とともにフランス国境を越え、スイスに逃れた実話です。』
(資料より抜粋)

ナチスによるユダヤ人迫害や
ホロコースト 関連の
心が潰れそうになる映画は
多々有るけれど

こんなふうに
子どもたちを匿い救おうとした組織も
確かに存在したのだという事実に
人間を信じられる
ほんの少しの救いを感じた

*12/22 DVD鑑賞
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