少女ファニーと運命の旅の作品情報・感想・評価

「少女ファニーと運命の旅」に投稿された感想・評価

少女の目線が、とても低い。
大人たちの雑踏にまぎれると、視界は遮られ、周囲はたちまちのうちにぼやけてしまう。はぐれた仲間を探すのも、ひと苦労だ。
そんなか弱い13歳の少女が、指揮官に指名される。任務は、秘密警察の取締りをかいくぐり、仲間の子どもたちとともに、安全なスイス国境まで無事たどり着くこと。
そんなのわたしにはムリだ!できるわけない!
少女は何度も弱気になりながらも、持ち前の頑固さを発揮し、周囲の善意にも支えられて困難を乗り越えていく。
子どもたちの伸びやかさが眩しく、かれらの純粋さが、戦争の愚かさをいっそう浮き彫りにする。
フランスは苦い歴史を背負っている。
かれらは大戦中、侵略という隠れ蓑に身をひそめ、その裏で特定の民族を排除するというおぞましい行為に、積極的に加担した。
大人たちは自分の身を案ずるあまり、子どもという国の未来までも売り、ぬけぬけと敵国へ差し出したのだ。
この国は、そのことを恥じている(なのに翻ってわたしたちはどうか。恥を美談で塗り固め、忘却のかなたへ葬りさろうとしてはいまいか)。
恥を乗り越えるのは、善意だ。
列車には誰も乗っていなかったという善意。
この荒屋には誰もきていないという善意。
官憲の追求をまえにして、たとえ子どもたちの正体を知っていても黙っているという善意。
立ち向かう勇気はなくてもいい。ひとりひとりは積極的でなくても、名もなきひとびとのその小さな善意が、ひとつの巨大なうねりとなって、マダム・フォーマンのようなより大きな善意を生み出す。
子どもたちは、大人がいなくても勝手に育つ。未来という希望さえあれば。
希望という手紙を子どもたちに託そう。
そこにはメッセージなどなくてもいい。苦難を切り抜けてすくすくと成長した子どもたちには、手紙の空白を自由に埋めるだけの聡明さだって、そなわっているはずなのだから。
手紙を託すということ自体に意味があるのだ。
善意が未来を作り出す。
希望が未来を明るく照らす。
さあ、未来への希望を子どもたちに託そう。
じえり

じえりの感想・評価

3.0
頑張れ頑張れと応援してしまった
実話
どんな世の中でも正しい事をする人がいる
こういうの見慣れてないので、
終始心臓がばくばく。

こんな理不尽な世界が実在して、
その中で生きてきた人が本当にいたんだよなあ、と。

子供たちの無邪気さと笑顔は
絶対奪っちゃいけないね。

ファニーが強すぎてかっこよすぎて、
私は一生ファニーみたいにはなれないなあ。
ざらめ

ざらめの感想・評価

3.8
子供たちが逞しい。ちびっこたちは誰一人欠けることなくてよかった。
KAZUKI

KAZUKIの感想・評価

3.3
ナチに捕まる恐怖と一時の平和な時間との交錯がリアルで、それがまた小さな子供たち目線から描かれるから尚更。
やみこ

やみこの感想・評価

3.4

ナチス迫害を逃れる為フランスからスイスへ逃げるユダヤ人の子供達のノンフィクションロードムービー

草原、山をとにかく走る、走りまくる。生きたいという願いが突き刺さる。小さい子供達の演技が素晴らしかった
しおり

しおりの感想・評価

3.7
ハラハラしました
hokt

hoktの感想・評価

3.2
ラッキーチルドレン
悪いことならやめればいいのに?ユダヤ人はやめれないんだ。

子どもの言葉だからこそ響くものがあった。
時折描かれる子どもたちだけではしゃぐシーンに、普通の子どもなんだと気付かされる。
史実を基にした迫害に追われる子どもたちの映画。
なぜだかスタンドバイミーを思い出した…!
たぶん誰が観ても、自然とすぐ引き込まれる物語だと思う!
会った人のうち、自身のために他人を売ったり、そばでドイツ兵に連行されたりする人がいたところは本当に恐怖。小さな子たちはそんな困難だらけの道を自分なりに考え、歩み続けていたんだと思うと、こちらが生きる力をもらえる。それと手紙を託したあの男の子については…悲しみで押し潰された。だからラスト、手紙がファニーの前を舞う描写で完全にきた。あれは泣く。
戦争映画観るなら是非これを!
>|