森崎

ロスト・イン・パリの森崎のレビュー・感想・評価

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)
2.5
クラウン(道化師)が本業である夫婦、アベル&ゴードンが監督・脚本・主演で贈るおとぼけロマンス。
カナダから叔母を訪ねてパリへ来たフィオナ、ホームレスのドム、老人ホームを嫌がりフィオナに助けを求めたマーサの三人をそれぞれ章の主役に据えて物語が進む。

鈍臭かったりチャーミングだったりするクラウンの動きをそのままに、サーカスの合間に繰り広げられるような寸劇を映画にしたような不思議な雰囲気。
マイムやダンスなどのパフォーマンスで見れる身体づかいが綺麗で特にフィオナの首から腕にかけての筋肉が凄い。良いねキレてるよー!


個人的にフランス映画は肌に合わない作品が多いし物語の内容も少し苦手な部類だけど、終盤で流れたサティのジムノペディが妙にしっくりとくるようになんだか嫌いじゃないなという余韻が残った。
森崎

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