水のまち

ロスト・イン・パリの水のまちのレビュー・感想・評価

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)
4.0
私の見ている世界では、たえず悲痛な死が告げられて、少し滅入ってしまっていたところ。だけども、素敵な人生の終わりだってあることを、現代のエスプリが、“ゆっくりと苦しみをもって”教えてくれた。セーヌ川のほとりで照らされる自由が、ほんのりあたたかい笑いで、やさしく包んでくれた。

ドムの狭いテントの中には『PINA』のフライヤーが貼られているのだから、どのダンスシーンにも心弾まずにはいられない。スピーカーに揺れるレストランの客たちと、マーサの靴下が、とても可愛いらしかった。
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