KaZui

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活のKaZuiのレビュー・感想・評価

1.5
💬これまでの『妖怪ウォッチ』シリーズは観たことがないが、「新生妖怪ウォッチ」とのことでこれまで主人公であった少年もいなくなっていたようなので鑑賞。私は妖怪というものが好きだ。しかし、妖怪ウォッチで扱うのは文献や伝承などで伝わる妖怪とは違いほとんどがオリジナルの妖怪である。いわば、『ゲゲゲの鬼太郎』よりも『ポケモン』シリーズに近いオリジナルモンスターのアニメなのだ。故に妖怪ウォッチを避けていたのだが、今回は『ゲゲゲの鬼太郎』とのコラボレーションで初代鬼太郎(声優:野沢雅子)が観られるとのことだったのと、ちょうどAmazon Prime Videoにあったので鑑賞。良かった点は、やはり鬼太郎ファミリーの存在。戦闘に参加しない形で出すことで、作品の邪魔にならないようにしつつも、リスペクトも表していたように思う。気になった点もいくつか紹介する。「青龍」という妖怪が出てきたのだが、彼は他に同士として3体の妖怪を紹介してくれた。なぜ中国四方を守る伝説の神獣の一体である青龍がそこらの川にいたのかなどという野暮なツッコミは置いておいたとしても、残りの3体が「玄武」「朱雀」「白虎」ではなく、名前も思い出せないオリジナルモンスターだったのが残念だった。また、劇中いきなり日本全国の妖怪の力を集める(いわば、『ドラゴンボール』の元気玉のような)シーンがあるのだが、一瞬で力が集まって技を使っていた。日本各地の妖怪達(シリーズを知らないが、過去に出てきた妖怪達の成長した姿や鬼太郎ファミリーも含めて)が力を分け与えるようなカットがあると良かったように思う。あの速度で力を集めているとなると、敵がやっていたのと同じく身勝手に力を吸い取っているようにしか感じない。ゲゲゲの鬼太郎コラボの存在がなければ観なかったであろう作品。鬼太郎の存在でだいぶ甘く点数付けたと思う。それにしても、前日(2018年11月18日)放送の『ゲゲゲの鬼太郎』の白山坊の話はとても良かった。

初鑑賞:2018年11月19日
鑑賞方法:動画配信サービス
(Amazon Prime Video)
11月19本目。

🗣残念です。
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