白波

オトトキの白波のレビュー・感想・評価

オトトキ(2017年製作の映画)
4.0
2019年4月劇場鑑賞
THE YELLOW MONKEYのリユニオンを描いたドキュメンタリー作品。
公開時は子どもが産まれたばかりでどうしても足を運ぶことができず、悔しい思いをしたものです。
しかしニューアルバム発売前日、1夜限りのリバイバル上映とあって何とか観に行く事ができました。
メディアは購入していたのですが、結局まだ観れていなかったのでこのリバイバルは嬉しかったですね。
そんな新鮮な気持ちで観れたこの作品、とても良かったです。

冒頭の5・11代々木の映像は当時の気持ちを思い出し、物凄くこみ上げて来るものがありました。
あの奇跡のような瞬間が再び体験できるのは本当に嬉しかった。
また、当時会場にいた自分たちにはわからなった、会場外の特設スクリーン組の興奮を感じられたのも良かったですね。
本当、あのプライマルが鳴った瞬間はすごかったんですよ。
また随所挟まれる演奏などは、やはりスクリーンを観にきて正解でした。音響の圧が違います。
本編もインタビューやライブなど前後に散らす構成は、緩急がうまく付いていて見やすかったです。
そして最後。エンドロールでは「ホライゾン」が流れ、あぁ…ラストに良い曲持ってきたな、と思っていたのですがそこから本当のエンディングが始まりました。
流れる映像は懐かしくもありこれからでもあり、なんとも言えない嬉しい気持ちでいっぱいになるんです。
それはもう、涙が溢れて止まりませんでした。
その涙は自分だけでなく、隣の人や劇場全体にもは広がっていて、それがまた余計に嬉しくなるんですね。
まさかドキュメンタリーで涙するとは思ってませんでしたよ。
いつかまた、スクリーンで観たいと思う作品でした。
本当にありがとう。
白波

白波