こうん

バーフバリ 王の凱旋のこうんのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
4.5
「イントレランス」と「ベン・ハー」と「スパルタカス」と「LOTR」と「MMFR」と「300」と「セデック・バレ」を足してシェイクスピアでかき混ぜたようなマサラ・ムービー。

予告編も前作も観ていない全くの徒手空拳で臨んだのですが、最高でした!
直前にモンスナックのカレーで中からスパイシーにしていったのも功を奏して始終アガりまくりで、全カット決め画のめくるめく宮廷陰謀史劇スペクタクルアクション巨篇の一大叙事詩に舌鼓の釣瓶打ちでした。

ここ10年くらいインド映画がめちゃくちゃ多様性と娯楽性とレベルの高さで花開きまくっていて、インド映画ルネッサンスと思っていたのですけど、この「バーフバリ」でその頂点を極めているのかもしれませんね。
70年代生まれの若手が海外留学で様々に学んで持ち帰った映画観や価値観や文化の多様性でもって今日のインド映画の百花繚乱があるとなにかで読んだ気がしますが、僕はこの度を過ぎたケレン味と度を過ぎたスペクタクルと度を過ぎた豪華絢爛さに満ちた「バーフバリ」に、作り手たちが面白いと思っていることをそのまま作ったような信念の強さをこの中に感じて涙ぐんだし、また映画秘宝読者向けのようなエキストリームな作劇の中にサタジット・レイやグル・ダットから続く感情表現のメリハリや詩情の豊かさなどインド映画らしい伝統もきちんと活きていて、そこがとても好ましく思いました。
ノリや勢いだけじゃない聡明さと真面目さも感じましたね。
あとドラマ(葛藤)を女性に担わせているのも、当世のインド映画らしいタイムリーさであります。
ドラマの中心であるバーフバリは神すぎて
、とにかくアゲ担当。

まぁなんにせよ、バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!
中盤のお姫さんとの3連弓射の共闘のシークエンスで勃起しました、心が。

「バーフバリ」の有無を言わせない面白さは、前作観てなくても全然OKです!

本作観てCGがちゃちいとか思っているそこのお前は、一回死んで映画のない世界に転生したほうがいいよ(^ ^)!
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!