2時間後のていら

バーフバリ 王の凱旋の2時間後のていらのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
5.0
バーフバリ、ジャイホー!
予告で「一生に一度出会えるかの一本」と銘打たれているけど大げさでもなんでもなかった(私にとっては)。
間違いなく私の今後のオールタイムベストに食い込み続けるであろうド名作。
既に劇場で8回見ているけど、未だに飽きる気配を見せず、今後も増える予定。
もうこの面白さたるや筆舌に尽くしがたい。
全てが桁外れのスケール。
物語の壮大さも、アクションも、役者の芝居も、美術も、音楽も、筋肉も、演出のアイデアも…100点満点中の7億点。
例えば、私は映画「アベンジャーズ」のクライマックス、NY決戦でヒーローみんなが集結した所で「Foooooooo!!!」と叫びたくなるんだけど、そんな瞬間が10分に1回訪れる。
歌舞伎の見栄のような、1枚画にしてもビシッと決まるようなクールな演出がてんこもり。そんなのもう絶対かっこいいに決まってんじゃんの連続。
やばい、面白さの過剰摂取。面白すぎて死んじゃう。
英雄バーフバリの度を越したかっこよさなんて、惚れるとか通り越して「尊い」の域。拝みたくなる。
見終わった後に「このような徳高き王が何故教科書に載っていないのか」と憤慨してしまうレベル。
あれ、バーフバリって史実じゃなかったっけ?
こんな風に書くと、ハチャメチャな画ヂカラ重視系エンタメと思われそうだけど、否!
よく見るとそこかしこに溢れる伏線の回収、リフレイン描写の数々には唸るばかり。
「うわっ、最初の方で出てきたあのシーンとこのシーン、対比になってるんだ!」ってやつ、映画ファンは大好物でしょ?
何度見ても新しい発見があり、この監督どこまで緻密に作ってんだよ…と恐ろしくなるくらい。
このバーフバリ2作品連続上映を体験して以来、何をしていてもバーフバリの事しか考えられなくなってしまった。
象や牛、白鳥を見ると興奮するし、ヤシの木なんか見たらテンションMAX。
ターメリックを浴びながら「ヘイサ~~ルッドラサ!」と口ずさみたくなるという完全に日常生活に支障をきたすレベルの病気になってしまったので、これから見る人はほんと気をつけて下さい。