なんかこう、ほんとあれなんだけど、もうこの映画が「すごく人のもの」な感じがして、すっごく愛されてるじゃないですか、絶叫上映だなんだって、だから乗り切れなかったってのもあんのかなー。こういうのんは、なんというか、一番乗り組に入らないと引いちゃう感じはあるなー。
だから、下記のぶつぶつは、二番・三番乗りのやっかみかもしれない。
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1で振った因果の様相を解き明かすの一大抒情詩は楽しく、王家も一枚岩ってわけにはいかないよねーって変に納得しちゃう。圧倒的なカリスマのそばでその地位を争う者として身を置くのはさぞかし心がきついだろうなあ。バーフバリが常に正しいのは、民とっては良くてもそばにいる人間としては辛いことかもしれない。
この直線的な物語にはバーフバリはフィットしてたけど、「正しさ」が幾通りか存在する局面になったとき、バーフバリは、バーフバリを慕う民たちは、どうするんだろう。なんて考えると、バーフバリを信奉する国の仕組みは、なんだか窮屈な気もする。
バーフバリのヨリだけ風が吹くこの撮り方も、序盤は「いっつも風吹いてんなオイ笑」って笑えてたけど、なんだかもはやこの映画がバーフバリの味方をしすぎてるように感じて、「ずるいなー」に変わっていった。
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弓矢3本打ちとか、ヤシの木アルマジロ作戦とか、空飛ぶ白鳥船とか、ほんといちいち画が楽しいな!あれ、なんて言ってるんやろ、「ウ!ガ!サ!」みたいな合いの手、あれたしかに一緒になって叫んだら楽しそう。
覚えにくそうな固有名詞もスッと入ってきてたし、カッタッパとか良い名前ね。お母さんは目がずっと怖い。1で惚れたおなごはなんか後半空気だった。
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我ながら、真面目か!って思う。