やはり期待した通り。泥沼の王位継承争いを描いた過去編から王国の未来をかけた一大決戦まで全てが面白かった。前作とは違い、最初から最後まで全く飽きることがなかった。さまざまな思惑、陰謀が交錯し合う内部抗争。人間の欲望や弱さといったものが生々しく描かれ、人間心理を巧みに操ったような展開に見入ってしまった。過去編に重きを置きすぎて終盤の内容に少し雑さを感じたが、それでも十分満足のいく内容であった。アマレンドラ・バーフバリからマヘンドラ・バーフバリへと受け継がれる壮大なストーリー。全ての真実が明らかになったとき、愛と復讐が織り成す史上最高の叙事詩が生まれる。マヒシュマティ王国のために命をかける英雄たちの勇姿に誰もが虜になること間違いなし。インド映画の素晴らしさを改めて実感した。
