りゅう

リンキング・ラブのりゅうのレビュー・感想・評価

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)
3.5
邦キチで紹介されていたので。

信頼と実績の金子修介。
AKBに興味がなくても笑って楽しめる作品。センスなんか曖昧なものだはなく、
映画監督としての技術力があるのだろう。

ゴジラ、ガメラ、デスノート、少女漫画(毎日が夏休み、1999年の夏休み)と、
なんでも面白くするなぁと、感心。

金子修介の「就職前線異常なし」の本人解説が挿入される。
ずっと第一線で活躍しているのだと感じる。ここで、泣きそうになる。

基本的なストーリーはバックトゥザフューチャー。
両親を結婚させようとする主人公に、魔神は「見たでしょ、バックトゥザフューチャー」と言い切る。

冒頭のラップバトルには、
「サイタマのラッパー」の主人公、駒木根隆介が出演。流石のラップ。

ラストで主人公の過去の両親がくっつくきっかけはライブである。
これもバックと同じ。

時代を感じる。
過去の主人公の父親はオタク。
アニメが好きなのだが、ロリコンで誘拐魔だと思われないためにアイドルオタクに転向したらしい。
91年、宮崎勤事件の影響が強い。

映画内で、おニャン子の話題が出るが、
金子監督だけでなく秋元康も当時からずっと活躍していたのだ。

ライブチケット発売シーンで、
新500円玉が映るのは残念。
直前の5000円札はちゃんと古いのに。
りゅう

りゅう