アヤネ

L.A.コールドケースのアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2023年16本目。
すごい渋くて丁寧なつくりの映画だったな。まあそのぶん派手さはぜんぜんないけども。
ラッセルのラストはなんともやりきれないっつーか切なかった…。正直者が馬鹿を見るの典型というか、真っ当な人間が組織から爪弾きにされて落ちぶれるストーリーしんどいわー…。
中番手前くらいの、ジャックとラッセルが仲良くなったところと「ディズニーに帰るよ」は数少ない和みポイントで良かった。あとはずっと、なんとも言えないじめーっとした空気が停滞してたもんな。きらいではないけどもああいうの。
ジョニデの映画久々に見たせいか、いやー年取ったな!ってびっくりしたけど、あのくたびれた感じがまた哀愁を誘って良かったな。主役であることは間違いないんだけども、何処と無く、ノトーリアス・B.I.G.の暗殺とロス市警の汚職にまつわる登場人物のひとり、という感じもして、だから最後、彼にスポットライトが当たったのはちょっと不思議な感じもした。いやもちろん、良かったんだけどさ。あれが救いだからさ。でもなんつーかやっぱ、主役はひとではなくて起こった事柄だったのかなと、そんなことを思ったり。
いやしかしノトーリアス・B.I.G.と言われればとりあえずジョジョしか浮かばんというノー知識だったからちょいちょい理解が遅れるところがあって、展開追いかけんのが結構大変だったな。見る前にウィキでノトーリアスのとこだけ予習しといて良かった。あぁいや、ミスター・クリストファー・ウォレスか。
つーかロス市警、警官とギャングの二足の草鞋履いてるやつ多すぎじゃね?ほんとに?警備ならまだしも、いやダメだけどまだしも、銀行強盗とか殺人未遂とかなんなの。荒れすぎだろ世紀末かよ。あんなのわらわらいたら警察としての機能果たせてないじゃん。こわ。まぁ警察ものの海外ドラマ見てたら必ず汚職警官出てくるしな…よくあることなんだって思うしかないのか。いやいやいや、こわ。
アヤネ

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