やす

マーシャル 法廷を変えた男のやすのレビュー・感想・評価

3.7
黒人初の裁判官ににまでなったマーシャルの弁護士時代を
チャドウィック・ボーズマンが演じてました。

法廷ものは映画、ドラマともに好きで大抵は見てますが、やはり見ごたえがありました。

白人の女主人を黒人の使用人がレイプをした疑いをかけられ弁護することになるが、やはりそこには人種差別があり…。

終盤に、ある事実が分かり思わぬ方向にいく。

その事実が若干、女性視点で見ると少し複雑に感じる部分もありました。

レイプ事件は女性が訴えても、本当に抵抗したのかとか、女性にも責任があるという目を向けられることがあるから、もし、疑いをかけられているのが白人だったら、単純に女性に同情したかも知れない。

男性は痴漢の疑いをかけられて刑務所に行くと、もうその疑いをひっくり返すことは難しいと言うから、実は冤罪の人もいると聞いたこともあります。

こう言う事件って、事実を見極めるのがとても難しい裁判だと思うのに、そこに人種差別も入ってくる。

色んなことを考えながら、判決の行方を見ていました。

女性主人が、単に悪いと言う描き方になってなかったのが、良かったです。

エンドロールで流れる主題歌が、グッときてとても良かった。
調べたらこの主題歌、アカデミー賞にノミネートされていた。納得です!
やす

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