【ネタバレなし】原作未読。
おそらく原作漫画をかなりストレートに映像化したんじゃないかと思います。
それに合わせデフォルメされた演技も、主要キャストの俳優さん達の整った綺麗な人ばかりの現実離れ感も手伝って、アニメを観るような感覚で楽しめました。
序盤まではギャグとストーリーのバランスが良く、それなりに（多分個々の俳優さん達の技量で）丁寧だったように感じましたが、中盤からストーリーの粗さが目立つようになり、加えて重要なシーン＝シリアスな展開が多くなりテンポもスローダウンし、失速気味に終結させたように思いました。
原作はそれなりに長編なので仕方がないのかもしれませんが、雫（土屋太鳳）と春（菅田将暉）以外の殆どの主要キャラのエピソードと顛末が、ちゃんと回収されないまま、中途半端に終わってしまったのが残念です。
ロケに使われた校舎が、よく映画に出てくるアメリカ司法省みたいで「なにこの建物？」と思ってたら、実在する片山学園中学校・高等学校の校舎で、しかもCG加工なしというのがビックリ。
また随分と、このご時世にバブリーな…
真っ赤な制服の浜辺美波と言えば（今作はちょぃオレンジ）…『賭ケグルイ』じゃん！…でしたが、真逆の可愛らしい役で、全く別人というのが凄い…。
