たいてぃー

となりの怪物くんのたいてぃーのレビュー・感想・評価

となりの怪物くん(2018年製作の映画)
3.0
月川監督のちょっと前の作品、「この世で俺/僕だけ」で、マキタスポーツや池松壮亮を上手く演じさせていたなって、印象に残っているが、その後はパッとしない作品が続いてる。まあ、前作「キミスイ」の浜辺美波は良かったけど。本作の菅田将暉、土屋太鳳に期待で鑑賞したが・・・。
二人が通う高校のカーマインレッドの制服がまぶしい。バッティングセンターでのターコイズブルーのヘルメットもいい色彩。ロケーションでは、丘にあるスロープの歩道がいい。ここで、土屋演じる雫が、菅田演じる春をそっと抱きしめる。和みを感じるいいシーン。このスロープにある手すりが、ペパーミントグリーンで、これまた映える。
冒頭のワイヤーアクションもこの手の作品では珍しい。ワイヤーアクションは、後半で雫もやってた。このあたりのポジティブな映像表現は、中々のもの。
だけど、ストーリーは、この手の作品では、よくあるもの。怪物くんと言うほどでもないキャラが残念。主人公の二人は、熱演と言うより、安心感ある演技。古川雄輝や浜辺美波は、使いきれていないって印象で、これも残念。