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アイスドラゴンのKUBOのレビュー・感想・評価

アイスドラゴン(2012年製作の映画)
3.5
スウェーデン大使館で映画「アイスドラゴン」の試写会。ご近所なのに普段立ち入ることのできない大使館内に初めて入りました。

10月11日から渋谷のユーロスペースで開催される「スウェーデン映画祭」で上映されるこの作品。アル中のドラマーを父に持つ少年が児童福祉係によって里親に預けられるが、少年はそこから自由を求めて旅に出る。

主役を含め子役たちの演技がきらきら輝いている。スウェーデンの自然を映し出す映像も美しい。

タイトルの「アイスドラゴン」はいわゆるファンタシーのドラゴンではなく氷河の下を泳ぐクジラのこと。この「クジラ」が作品全体を通しての作品のシンボルとなっている。また素晴らしい作品に出会うことができました。

映画祭では12日にこの作品の監督を迎えてのシンポジウムも行われます。また10月11日からNHKで始まる宮崎吾朗監督の新作アニメ「山賊のローニャ」ももともとスウェーデンの児童文学。この映画祭では1984年に制作された実写版を上映されるそうです。

(レヴューは当時のものです)
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