shin

ブラッド・ワークのshinのレビュー・感想・評価

ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)
3.6
最後まで犯人わからなかったし緊張感のある展開で面白かった。
その犯人の猟奇的な動機が分かるとこの映画の不気味さが一気に増す。
自分の存在価値を見誤り、承認欲求を限界まで拗らせた犯人だった。

こういうジャンル映画ですら命の大切さ、価値観を教えくれる脚本(ブライアン・ヘルゲナンド)とイーストウッドはさすが。
ブライアン・ヘルゲナンド脚本映画のひとつに『マイボディーガード』があって、これも命について考えさせられる大好きな映画。
このあとミスティクリバーでも組むことになるけど凄く相性のいい監督脚本コンビだと思う。

イーストウッドは当時のあの年齢でのアクションシーン、追走シーンは少し厳しかった印象。
動作がどうしてもおじいちゃん…。
さらにベッドシーンまであるし役とイーストウッドの年齢が合ってないイメージがあってそこだけ残念。

218号室の男の子はどうなったんだろうか…物語に絡んでくるのかと思ったけど。
命(心臓)の価値のメタファーだったのかな。
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