ルサチマ

ブラッド・ワークのルサチマのレビュー・感想・評価

ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)
4.8
人工的な光の脅威が提示される冒頭から、ダーティー・ハリー4における人工照明を背負ったイーストウッドを想起するが、今作においてイーストウッドは人口の光から逃げるように、西陽を浴びる海沿いを歩く。説話的には血液をめぐるサイコスリラーとの駆け引きが展開されるが、画面上においてはいかに暗闇を照らす人工照明から免れ、自然光の中に身を置くことができるかどうかがサスペンスとして機能している。
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