【月と生煮えの恋】
ネフリにて。2016年のタミル映画。タクシー運転手と客の恋物語。
94分と短くて見易すそう…と思ったら、けっこうニラ、じゃないイラつく仕上がりでした。
冴えない非モテ運転手、雨の中で拾った美人に一目ぼれ…に思わせる展開。しかし、二人には、とある過去があった。
インドのモラルに呪縛されていることはわかるが、この二人とも、じれったい。そして男は身勝手…というか心勝手。気持ちはわかるが、幼過ぎてド突きたくなる。
女は何でも秘密にし過ぎ。その素性は早くに予想つき、バレるの時間の問題と思わせてしまうが、かといって二人の運命にハラハラするまでは引き込まれていないので、どっちに転んでもいいかなみたいな。
ヒロイン、シュルティ・ハリハランが時折見せる、アルカイック・スマイルに少しだけ深みがある。でもその謎を解きたいとまでは思わせない。主人公だけでなく、観客も一緒になって、彼女に惚れさせてほしかった。
画は美しく、特に幼い日の村エピソードは心洗われます。一方、月(ニラ)が何のシンボルかは、最後までわからなかった。
<2019.6.12記>