なにかになりたかった。なんでもいいから。わたし以外のなにか。逃げだしたかった。ここから。世界を逆さまにみたって目を回してみたってなにもかわらない。斧をふりまわしたあのひとのことを考える。なにひとつうまくゆかない毎日に、つまらないおもいが埃みたいにたまってゆく。
こんなにも あお が綺麗なのにね。
I think I'm blue。
可笑しくて哀しくてそんな日々が愛おしいのに憎らしい。けれどこんな映画のおかげでわたしもだれかやじぶんを殺めなくてすんでいるのかも。
そんでめちゃくちゃ笑っちゃったから、ごめんね。っておもってぎゅっとだきしめる。あのこやわたしを。