マツモトタクシー

リバー・オブ・グラスのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
3.7
フォロワーさんのレビューで気になっていた作品
偶然、出町座で上映していることを知った🎬
最近は何となく劇場のみの作品だったりレンタルで出てなさそうだったりする作品が解かってきたので調べて出てないと優先的に観に行くようになってきた😃
「ぽんぼさん」も観たかったがこちらにした🎟️





1本目
14:15 B1 42席 👨13 👩4  


ケリー・ライカート監督デビュー作品

コージーは赤ちゃんがいる主婦
ひょんな事からバーで知り合った男リーとの逃避行を描く








以下ネタバレ


監督が20 代最後の年に故郷に戻った際に逃避行に憧れアバンチュールに憧れアウトローに憧れていたかつての思春期の自身に捧げた「ロードの無いロード・ムービー愛の無いラブ・ストーリー犯罪の無い犯罪映画」

刑事である彼女の父親が落とした銃を友人から預かっていたリー
そうとは知らずその銃で発砲し相手を殺してしまったと思い込み逃避行に出る2人

何となく知り合った男と何となく発砲し何となく逃げる
しかし脱出することが出来ずにまた舞い戻ることに。。
行き場の無い閉塞感から衝撃的なラストへ😮‼️

マイアミ近くの何もない郊外
タイトルのリバー・オブ・グラスとは湿地帯を意味し行き場の無い鬱屈とした毎日を表しているのにピッタリかも

映画で見るアメリカ人の多くは派手でドラマチックだけど本来はこういう人達が劇的なことに憧れながらも退屈な日々をやり過ごしているのかなと普段の多くの普通のアメリカ人を垣間見えた気がした


撮影許可料が払えず警察から幾多の圧力を受けながらゲリラ撮影で完成させた作品とか。。😅

音楽も皮肉な演出で粋だなぁ🎵