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ゴールデン・リバーのtanziのレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
3.5
連日世界中で起こる暴力に関するニュースに溢れ心が晴れない日々の中、彼らがいかに行って帰ってくるかの物語の結末に少しホッとしたのは事実。

銃撃戦を暗い中閃光のみで表現するのは、さすがジャック・オーディアール監督と言うべきか。西部劇というマッチョイズムの塊のような題材で、このようなアンチテーゼを描くことの意味。

計らずもラストにホッとしてしまったのはこれがファンタジーであるという証。でも人はそんな理想郷を求めて彷徨う、それを希望と呼んで何が悪い。

俳優が皆素晴らしく、特にジョン・C・ライリーを選んだその慧眼よ。音楽も良かった。
提督が亡くなったばかりのルドガー・ハウアーだったのは帰ってから知りました。
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