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英国総督 最後の家のausnichtsのレビュー・感想・評価

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)
2.5
インド独立前夜の1947年前後をイギリス目線で描いた映画でした。確かに、歴史上の人物、最後のインド総督であるマウントバッテン卿はじめ、ガンディー、ネルー、ジンナーなど、名前だけですがチャーチルも頻繁に登場します。

そういう意味では歴史ドラマではあるのですが、描き方はハリウッドタイプのエンターテインメントで、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立を、温情あるイギリス人総督が何とか収めようとしますが、時すでに遅く、インドは分離独立の道を歩むことになり、その裏に、実は強国(イギリス、アメリカ、ソ連)の利害をめぐるエゴが働いており、それを知らずに利用されていたとイギリス人総督が罪悪感を感じるというつくりになっています。そして、エンターテインメントですから、恋愛要素として、ヒンドゥー教徒の男性とイスラム教徒の女性の悲恋物語が同時に描かれていきます。

https://www.movieimpressions.com/entry/2018/08/31/164901
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