やす

英国総督 最後の家のやすのレビュー・感想・評価

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)
3.8
歴史的事実でもあり面白い内容です。日本人にはあまり馴染みない内容かもしれません。だから当時のことや、イギリスの思惑などとても勉強にもなりました。
個人的にはインドの独立には日本人の関与も決して少なくないと思うのですが、映画には日本は出てきません。
主人公の総督は戦争で敵として戦った日本人のことを憎んでおり、自らの葬式にも日本人の列席は認めなかったとか。まあ映画ではそんなシーンはないですけど。

総督とその家族がインドの国民のために努力したことは確かでしょう。本当の英国紳士だと思います。奥さまも娘さんも素晴らしい。しかし総督の思ったとおり、インドとパキスタンはのちに何度も戦争をし東パキスタンはバングラデシュとして独立します。今でも仲が悪いままです。

多民族、多宗教のインドが一つにまとまるのは難しいことなのかもしれません。どうしても争いが起きてしまう。だからこそガンジーが何年経っても偉大な人物として語り継がれるのかなと思いました。
やす

やす