たうら

リロ&スティッチのたうらのレビュー・感想・評価

リロ&スティッチ(2002年製作の映画)
4.3
キャラ演出と波の描き方が革新的すぎる。
プロダクションを見ているとかなり殺しや死を描こうとしていたことがわかるが、それらが結果的にカットされた最終版でもその精神性は残っている。

キャラデザも演出もストーリー出身のクリスサンダースがいかに化け物かがわかる。
メイキングを見るとピッチの時点でほぼ完成されており(特に前半はほぼ最終版そのまま)、一般的アメリカアニメーションとは違って作家性がかなり強いことが窺える。

この作品で扱われている曲線は2Dでしか出せないものであり、現代でこの作品を生み出すことはおそらくもうできない。

9.11の影響で消されたというボーイング747での救出劇のバージョンで観たかった。
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