Aria

女は二度決断するのAriaのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
4.3
ネオナチが外国人を虐殺するという
社会問題を主軸に展開される物語

愛する家族を失った女性の絶望と
絶望の先まで描いた後の転調
そこからがらりと作品の雰囲気は変わる

見ている私の心臓の鼓動は
バクバクバクと早くなり
息してたかどうか定かではない程

彼女の決断を理解、共感しろ
というものではなく

この映画を見た人は
彼女の二度の決断の意味を
きちんと考えて
向き合わなければいけない。

間違いなくこの世界が
彼女にあの決断をさせたのだから


この映画の憎いところが
最初のシーンで被害者(主人公の夫)が
そもそも犯罪者であったという認識を
植えつけてくるところ。

殺されるに足る理由があるとみる世間
それは主人公の精神に追い打ちをかける

悪いのは被害者や被害者の過去ではなく
殺人を犯した犯人であるのに

正義とは
Aria

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