どいすけ

女は二度決断するのどいすけのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
4.0
終始悲しいタッチで描かれた単なる復讐劇だと思われがちだけど、そうではなかった。

カティヤは彼らが押し付けてきた正義を、まったく同じやり方で、同じ状況で、何より自分の身をもって突き返した。ただの復讐の鬼にはならなかった。

最後のあの行動の本当の意味を知った時、衝撃で痺れた。そしてエンドロールのあの曲。ようやく苦しみから解放されて、行こうとしてる所へ行けたんじゃないかな。

移民者の夫ヌーリや"ギリシャにいた"ネオナチ達のように、誰もがあのような同じ立場になれる現代において、異文化や異国人との付き合い方を考えないといけない。
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