捜査とは 法律とは
一体何を裁き 何を救い 何を守るのだろうか
そして、もしそこから弾かれてしまったのならば、このやり場のない感情をどうしたらいいのだろうか
また、犯罪者の悪びれない姿
それに加担する者の薄っぺらい心理...
それらの不敵な笑みが、心底厚かましかった
無実なはずなのに移民というだけで不審に思われ、足を洗った過去をも疑われるその始末。
ダイアン・クルーガーの迫真の演技が凄まじく、それは、あの美しい彼女の本来の姿を忘れてしまうほどでした。
私の想像以上に重く、辛い作品でした。
ファティ・アキン監督の問題提起はしっかり受け止めましたが、答えは出せないです。