テレザ

女は二度決断するのテレザのレビュー・感想・評価

女は二度決断する(2017年製作の映画)
4.0
この夫婦が肌の色や人種とは関係なく結ばれた存在であることが、二人の薬指にあるリングを象った刺青が象徴している。 皮膚の下に彫られたものは人種など関係ない色で肌に浮き出てくるから。自分と同じ血しか認めないネオナチの若いカップルとは対照的だ。
とにかくダイアン・クルーガーの演技が凄すぎて、それこそ私は二度この映画を観た。避難所で泣き崩れる迫真のシーンは、彼女が当事者に憑依されたとしか思えない。

彼女の二度目の決断は、復讐でありながら自己犠牲。第一の決断直後に訪れる経血が象徴する母なるもの、それは世界を救うヒロイン。この世界を救える、いや、赦すことができるのは彼女のような人間だけなのだ。