女は二度決断するの作品情報・感想・評価

「女は二度決断する」に投稿された感想・評価

Lisa

Lisaの感想・評価

4.1
キツい辛い苦しい。直接的な描写はそんなに無いのに、ずっとヒリヒリする。

1人の女の独りの闘いであって、他人には全く興味ないって感じが潔い。
1章では彼女から両親、義理の両親、友人が自然と離れていき、2章はずっと裁判だから話し相手はほぼ弁護士だけ。そして3章ではついに1人で考え決着をつけることになる。後押しするのは幸せな過去と、広大な海。物理的には終わりに向かって段々1人になっていくわけだけど、カティヤは最初からずっと独りで闘ってる印象を抱く。
主観的な描き方だからってのはもちろん、彼女が普通の善良な人間じゃないって事もあると思う。ちょっと不良ちゃん。被告人に突っかかろうとするし、薬物依存疑われるし、、ああ、辛くなってくる。

原題の『Aus dem Nichts』は「どこからともなく」って意味らしいけど、邦題の方が合ってる気がする〜。
たく

たくの感想・評価

3.5
夫と息子を爆破事件で殺されたカティヤが裁判で犯人側と争っていく話。
夫の犯罪歴から犯人との繋がりを疑われたり、カティヤの薬物使用歴から裁判での証言能力を疑われたり、加害者より被害者が理不尽な扱いを受けるのが見てて辛かったし、まあ犯人側の弁護士の胸糞悪いこと!

タイトルの意味はラストまで見てやっと判明する(ネタバレ厳禁)。

ところでこの邦題って川島雄三監督の「女は二度生まれる」から来てるよね?
艶やかな若尾文子と奇妙なBGMが印象に残ってるなー。
prism

prismの感想・評価

3.5
娯楽復讐劇かと思ったら、もっと重い作品。
爆破テロが身近な存在だと、感じる部分は更に大きい。
旦那も子供もいないなら、復讐した後なんて空虚でしかないから、主人公の選択にも納得。
りな

りなの感想・評価

3.6
さすが売人の妻は強え………と思って見ていたけど、終盤、言葉は少なくも彼女の心は悲痛に叫んでいて、辛かった
テレザ

テレザの感想・評価

4.0
この夫婦が肌の色や人種とは関係なく結ばれた存在であることが、二人の薬指にあるリングを象った刺青が象徴している。 皮膚の下に彫られたものは人種など関係ない色で肌に浮き出てくるから。自分と同じ血しか認めないネオナチの若いカップルとは対照的だ。
とにかくダイアン・クルーガーの演技が凄すぎて、それこそ私は二度この映画を観た。避難所で泣き崩れる迫真のシーンは、彼女が当事者に憑依されたとしか思えない。

彼女の二度目の決断は、復讐でありながら自己犠牲。第一の決断直後に訪れる経血が象徴する母なるもの、それは世界を救うヒロイン。この世界を救える、いや、赦すことができるのは彼女のような人間だけなのだ。
Anny77

Anny77の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

テロにより配偶者と子供をなくす。
裁判でも、疑わしきは罰せず。の理論から犯人と思われる2人が無罪に。

そこから彼女の復讐が始まる。
悲しみと憎しみを抱えた悲しいお話。
友人はこれから出産を控えており、複雑な立場は悲しみを誘う。

最後の終わり方は、自らの命と共に、相手を罰する。
テロや誰かを傷つけることは、負の連鎖しか呼ばないとおもった。
asmin

asminの感想・評価

4.0
せつない……

冒頭の爆発事故後のシーンだけでもう、胸が苦しくて。
ダイアン・クルーガー。名前は聞いた事あるけど、どんな方か存じませんでした〜( ;∀;)
女優さんの迫真の演技。

最愛の夫と息子を爆弾テロで殺された女。
犯人はすぐ捕まるが物証不足のため、裁判で無罪となる。

裁判のハラハラと、その後どういう風に復讐するかのワクワク感。
憎たらしい弁護士。憎たらしい証人。憎たらしい被告人。

ラストに向けての盛り上がり、最高です。
釘付けになった1本です。
ヒロインが確かに二度、がっつり大きな決断をしていて看板に偽りなし。しかし同時に救いもなしで候。
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