女は二度決断するの作品情報・感想・評価

「女は二度決断する」に投稿された感想・評価

『スリービルボード』が刺さった方なら、是非ともオススメしたい作品です。いやぁ…日本ではなじみが薄い移民と差別問題がテーマなんですが、描写が本当に繊細で、しかも主人公の心の動きによって、ホームビデオカメラで故意に手ブレを起こしたり、裁判のシーンでは複数のカメラを駆使したワークだったりと、この監督ほんとに巧い!BGMも煽るようなものは使わず、女優の演技力と自然界の流れを本当に上手に使っている。天才なんじゃないかと何度も感じました。ドイツが舞台の映画なんて滅多に観ることはなかったけれど、すごい作品でした。脚本も素晴らしかった。日本だけですよ、ぬるま湯でのほほんとしているのは。どこの国にもある問題ですが特にドイツはアドルフ・ヒットラーなんて怪物を産んでしまったためのツケを未だに払わされているわけで、宗教的な差別であるとかも含んでいたりと、とにかく盛りだくさん。そして主人公が決断したふたつのことには、たくさんの意見が出ると思いますが、映画好きな人たちと語りたくなる結末でした。
小規模映画を久しぶりに鑑賞。
爆弾テロによって、夫と子をなくした女の物語。現在いろんな場面で取り上げられる移民問題というテーマ性も含めている。
法廷劇や復讐劇の場面でずっとハラハラさせられる。特にずっと人を張っているシーンは身構えてしまうくらいだった。
たしかに、最後は予測できてしまったが、それまでの過程が好き過ぎた。大満足だった。カティアという女性に焦点を当てて観ると可哀想。でも、それぞれが自身の信念に基づいた行動の結果だ。今の現代社会が投影されている作品。
Molly

Mollyの感想・評価

-
ギンレイホール
「女は二度決断する・・」

Ⅰ、家族
Ⅱ、正義
Ⅲ、海

もう1度観たい。。

186/2018
地味なタイトルとジャケからは想像できない内容にびっくり。と同時に個人的にはかなり好みのラインで大満足の一本。

夫と子供を爆弾テロで失った母の闘いを、ハードな移民問題を背景にしながらも、重くなりすぎないバランスで描写されていく。全編を通して抑制の効いた演出に好感を持った。

結末に賛否があるのは当然として、そこに至るまでのプロセス、サスペンスや法廷劇、復讐劇の見せ方にセンスを感じ、まんまと乗せられた次第。
特にギリシャに単身乗り込むあたりの緊張感は尋常ではなく、久しぶりに冷や汁が出た。デコボコの悪路や迷路のような松林のロケーションも奇妙な不安を呼び起こし、目に焼き付いている。

カティヤ(ダイアン・クルーガー)のタトゥーが彼女自身の決意とリンクして、ハンドルを切り、突き進むまなざしと意志が印象深かった。アラフォー女性の強さ、魅力は侮れない。

映画はひとつひとつの演出がとても的確で、シンプルに見せ方が上手いなという印象。ファティ監督の作品は『ソウルキッチン』くらいしか見たことがなかったが、この映画を見て追いかけたくなった。
2018 10.18
飯田橋ギンレイホールで鑑賞、
結末が予想通りになってびっくり
❗️ファティ・アキン初期の作品がいいなあ。
見応えはある。これでもか、というぐらい重く苦しい映画だった。
たっぷり尺をとった長期に渡る法廷シーンも緊張感が途切れず、延々と苦しかった。
その後、舞台が一転して美しい情景にホッとするかと思いきや、その願いは裏切られる。
ヒロインが隠れて人を待つとあるシーンで、自分の鼓動が聞こえるぐらいドキドキした。
お願い、お願い・・と祈るような気持ちで見ていた。
ネオナチの存在が厳然たるリアルであることを思うと、とても怖い映画だった。
IpponKnock

IpponKnockの感想・評価

4.2
ただの復讐劇ではない。
人種差別も絡んだ社会的問題に一石を投じている。
pecoo

pecooの感想・評価

3.6
カティヤ(ダイアン・クルーガー)は、激しくて真っ直ぐな感じ。ブラックジーンズ、黒のタンクトップ、ニット、革ジャンとかカッコいいけど、どこか他人をはねつけてるような印象。身近に移民へのあからさまな差別がある状況を映してるのかな。

エンドクレジットで、QUEENS OF THE STONE AGE、FAITH NO MORE 等のバンド名が出てたけど、情動的なスタイルって、暴力がある環境を生き抜く一つの知恵なのかなって気もする。
タイトルが出オチでした。。
内容は良いような悪いような…
あまりスッキリしなかったです。
>|