【Mamma mia, 立ち直れない
もう どうしてくれるんだ】
※フリーパス日記第7話
中2の頃、本作を観て本格的に映画に嵌った。特にミュージカル映画に嵌った。あれから10年の時が経ったと思うと涙が出てくる。ブンブンがエル・ファニングにゾッコンなる前、『マンマ・ミーア！』のアマンダ・サイフリッドに惚れ、何度繰り返し観たことか！未だに話がよくわからない変な内容だがそんなのはどうでもいい。私にとって『マンマ・ミーア！』は特別な映画だ。
そんな思い入れある作品の続編テンション上がらない訳がない。ちょっぴり不安あるが、いざ映画館に行った。
Mamma mia, 立ち直れない
もう どうしてくれるんだ
2時間、私の脳内では《マンマ・ミーア！》のリズムに合わせてこの様な言葉が流れていた。涙が溢れた。心のダムが決壊した。
こんなのが観たかったのではない！
前作でアップテンポな代表曲を可能な限りねじ込んだ。セットリストは1に”I have a dream”。2に”Honey, Honey”。3に”Money,Money,Money”と畳み掛け、最後まで失速しない流れとなっていた。
しかし、今回はそんな手は使えない。監督も「前作に負けないABBAの面白い視点」を引き出そうとしている。ただ、これが空回り。ライブだったら中盤に箸休めとして流すような曲を立て続けに展開する。”Waterloo”まで勢いが爆発しないのだ。
しかも脚本はとっ散らかっている。パーティ前のソフィのパートとオカンの若かれし頃パートがぎこちなく交差する。終盤のあるキャラクターは、「そいつ要る？」と思う程出落ち空気キャラだ。登場人物が死んでいる。これらはセットリストが悪いので余計気になる。
って訳で残りのグチはブログに書くとして、今年ワースト候補まっしぐらな駄作でした。
【ネタバレ酷評】『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』Mamma mia! 立ち直れない もう、どうしてくれるんだ↓
https://france-chebunbun.com/2018/08/26/post-16523/
