前作よりは好きかな
続編であり前日譚であるから退屈する場面がそんなになかったですね。
前日譚ではメリルストリープ演じるドナが1作目に至るまでの冒険と恋を描いていましてドナの親友の二人から夫候補の3人組の若かりし頃が楽しすぎますし年代的にもABBAの全盛期であるだろう時代なので音楽的にタイムリーで良かったです。個人的にお気に入りなのは若い時のコリンファースとウォータールーを歌うところが楽しすぎて最高です！3人組の夫候補の若い頃を演じた俳優がことごとくイケメンすぎるので女子はワーキャーできるんじゃないですかね。
この話でドナというキャラクターに深みが増しますし辺境の地でたった一人父親のわからない子供を産み育てる苦労と偉大さが分かりますので1作目みたいにただ歌ってるおばちゃんってイメージが覆るので非常に良かったですね。
続編パートは前作と同じノリでありながら前日譚のギャグを効果的に使い回していましたね。港のおっちゃんはゲイなのか？真相はいかに。存在感薄めのアマンダセイフライドがドナのように成長していく親の背中を見て育っていくもんですね。
お約束のダンシングクイーンが良かったです。
続編と前日譚両方こなす映画って中々無いと思います。それを本作はやってのけるので評価は高いです。ただこのシリーズを通じて分かることはミュージカル映画は全部同じように見えて実は一つ一つ違いがある。ノリ、曲、ストーリー、キャラクター、メッセージ性、展開は同じように見えても繊細なところで映画の好き嫌いが別れるのではないだろうかと思います。ミュージカルは単純に見えて実は一番評価が別れやすいジャンルだと思いました。
個人的にこのシリーズはイマイチ乗り切れないですね。
