このレビューはネタバレを含みます
ソニー・ピクチャーズが手掛ける独自のマーベルシリーズ第一段
スパイダーマンの人気ヴィランであるヴェノムの誕生を描いたダークヒーロームービー
コミックの原作設定はあまり使わずオリジナルのストーリーになっておりファンシからは賛否両論の本作であるが
宇宙から来た寄生生物と主人公とのダークヒーロー誕生までのバディムービーとして観ればそこそこ楽しめる作品
ハリウッド版「寄生獣」という印象が一番しっくりくる
しかし数ある昨今のヒーロー映画群と比較すると気になる点も多い
先ずダークヒーロー路線の為か夜や暗いシーンが多く、全身黒いヴェノムのキャラクターがアクションシーンで特に映えないのが勿体ない
ストーリーも凡庸で意外性はなく敵キャラクターも殆ど主人公側のヴェノムと同じデザインなのでラストバトルでもあっさり倒してしまい印象に残らなかった
エンドロール後にウディ・ハミルトンを出して次回作のカーネイジを前フリするなら出し惜しみせずにいっそ今作で「ヴェノムvsカーネイジ」にしてしまえばキャスト的にも良かったろうにと思う
トム・ホランド版の「スパイダーマン・ホーム・カミング」の世界線との共有を示唆されていてMCUのアヴェンジャーズ後にそのままトム・ホランド続投でスパイダーマンと共演となればそれはそれでとても面白そうなんだがなぁ
トム・ハーディーおいてけぼりでヴェノムとトム・ホランドがお喋りし始めるとかめっちゃ見たい(笑)
服の上からニョキニョキ生えたり、変身解けても服がそのままだったりの映画的なご都合主義がなぁ💧
毎回服破れたり、裸になってワタワタするようなリアルでコミカルな設定でも良かったろうに