ヴェノムのpatrickのネタバレレビュー・内容・結末

全然最悪じゃなかったし、ダークヒーローでもなかった。けど、なんだかんだ楽しんでしまったものだ。

MCUが大成功してる今日、それとは差別化を図りダークシリアス路線で失敗したＤＣ。新生キャストで新しい路線を切り拓いたり、デッドプールやローガンで新ジャンルのアメコミを築き始めたX-MENシリーズ。

さてソニー・ピクチャーズのスパイダーマンシリーズはどうなることかと思ったけど、また変な感じのヒーローが誕生してしまった。

誰もがダークヒーローでバイオレンス路線かと思ってたであろう。肩透かしくらった人は多いと思うけど、個人的には「もうダークもいーんじゃね？」って思ってるので、逆に良かった。

ツッコミ所は多いし、ベェノムになるまでのシーンが長い上に雑なところも目立つので鑑賞中は嫌な予感がしたけど、バイクチェイスシーンのキレがアクション映画好きにはかなり良かった。

IMAX3D効果もあるけど、坂道が多いサンフランシスコの空間や奥行きの使い方が素晴らしかった。

加えて、『ダークナイト』のオマージュ的なシーンや「クリプトンナイトみたいなもの？」というセリフがあったり、アメコミファンとしては笑えたり。あの重鎮のカメオ出演もあったり、最近のアメコミ映画のオプション的な要素め抑えてて、個人的には嬉しかった。

アメリカでヒットしてるみたいだし、シリーズ化もあるみたいなので、今後どんな方向で進むのか注目。