カテリーナ

ヴェノムのカテリーナのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.1
トム・ハーディのパフォーマンスが見たくて鑑賞 ある程度のグロテスクな描写は
予告編から窺えたたので 覚悟はしていた
が杞憂であった 直接的にトム・ハーディーの演技力に関わりはないのであまり
気にしていなかったが 昨晩宇多丸師匠の
評論を聞いてライティングを低く設定するためにグロテスクな描写が 弱くなっている
と知り 釈然としない 『ヴェノム』らしさを差し置いてでも 制作側の都合で
編集を弄る 今までも 他の作品で 同じような話は耳にしていた その時の落胆
作品を愛するファンならば 尚更だと思うのだが 私のように にわかでも 勝手に作品のカラーを薄められたら腹立たしい

そのせいかどうかは不明だが
作品の完成度は 私から見てもやや低い
トム・ハーディーの 演技力の高さは
『ダンケルク』や『オンザハイウェイその夜、86分』などで 認識済みなので
ヴェノムとのやりとりの滑稽さやアクションやラストのカタルシス
ミッシェル・ウィリアムズ扮する元婚約者からのつれない態度にしょんぼりする
情けない中年男をたっぷり堪能できたので 私の目的としては満足でも 作品として評価すると 点数は辛くなってしまった
カテリーナ

カテリーナ