まえぴょん

ヴェノムのまえぴょんのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.6
「最も残酷な悪が誕生する」

 このキャッチコピーに内容は追いついていただろうか。
もっとグシャッ! ドロッ! グチョグチョ! ドロ~ン。ベロ〜ン。。。な描写を期待してしまっていた自分がいたので、正直ちょっと内容甘めかなぁ〜と。

人食いヴェノムの描写がほぼ描かれなかったのがどうも寂しい。R指定入るのがイヤで血が流せないというならせめて、ふなっしーあたりでもいいので、食いちぎって「梨汁プシャー」的な展開は見せてほしかったところ。
その場合、トムハーディーには千葉県船橋市にまで来てもらうことになるが、残酷描写がNGってんならそれもしょうがないだろう。

 あと、もうひとつ。全体的に「どうしてそうなるの?」的過程の荒さが目立ったような……。
なぜヴェノムが「なんかこの地球(ほし)とお前ら人間を気に入っちまったゼェ、ヘヘィ!」となるのか、もうちょい理屈がほしかった。
結構序盤から謎の相棒感出てるから、ほうぼうで『ど根性ガエル』呼ばわりされているのではないか。理屈がほしい。

超ド派手なアクションシーンの始まりの、〝偶然バイクが置いてあったからそれに跨がって発進させる〟ってのも、ねぇ。
もうちょっと「あーなってこーなってバイクを奪った」とか何でもいいから、とりあえず理屈が欲しい言うとるやん! 偶然鍵のかかったバイクを見つけられる確率、どんだけぇ〜!
というか、逃げ切ったヴェノムとトムハーディよりも、むしろあそこまで追いかけ続けた組織の連中たちすごいわ。

 結果的に過度な期待をしてしまっていたせいか、「最も残酷な悪」に関しては期待外れだったといえる。
むしろ事前にあれほどのワクワク感をもたせてくれた予告編を編集した人に何かしらの賞を与えたい。

あ、あと久し振りにエミネム聞けて「おぉっ…」と、ほんの若干テンションが上がったことをここに報告させていただきます。