G

ヴェノムのGのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
4.3
この映画は、巷で言われてるようにダークヒーローものではなく、バディもの、そしてボディスナッチャーものです。しかし、『ゼイリブ』や『遊星からの物体X』のようなサスペンスは無く、「シンビオートに体を乗っ取られる」という構図がわかりやすい。(流石に『ヴェノム』の設定くらい観る人は全員知ってるだろうし、サスペンスを取る意味も必要もないのだが)

ルーベン・フライシャーが監督なので、ちゃんとそれなりに面白いものは撮れるけど、ヴィランなのかヒーローなのかよくわからないヌルさに溢れていたし、どこかはっきりしない。最後のバトルはCGとスローモーションを駆使して、『ブラックパンサー』や『ジャスティス・リーグ』あたりを強く意識してるのだろう。どうでもいいが、ジョジョのスタンドにしか見えなかった。

トム・ハーディは第一線のメソッドアクターということで、割とコメディ路線も良かった。ミシェル・ウィリアムズはショットじゃなくて、スクリーンで初めて美しく見える女優だと思うので、彼女をブスに撮らないで欲しい。なんやあのゴミみたいなウィッグは。

ウディ・ハレルソンの登場には笑った。続編のカーネイジは楽しみです。
G

G