BPM ビート・パー・ミニットの作品情報・感想・評価

「BPM ビート・パー・ミニット」に投稿された感想・評価

HeroM

HeroMの感想・評価

3.7
マクロからミクロへ。感情移入する観客の心を見事に揺さぶる。
愛ゆえにかかる不治の病というある意味特殊な病気に向き合う。焦り、不安、恐怖、愛、そして死。
ナタンを中心に考察すると、この作品に深く潜ることができると思う。
エンドロール無音
藤さん

藤さんの感想・評価

2.0
BPMが遅くて眠気が...
テンポ悪いし、チンポがポスターで見えてるやん!
そんなん日本じゃ出来ひんやん、普通!
ゲイカップルの濡れ場あるなら教えてといてや!
90年代始め、
まだHIVが不治の病で
恐れられていた時代。
フランスのACT UPという団体の活動を
描いたお話しです。

ACT UPのメンバーは
HIVに罹患している人やその家族。
自分たちの命が秒読みに入っているのに
フランス政府はHIVに本腰を入れて
活動せず、
製薬会社は薬の開発をしつつも
真剣さがありません。

少々手荒な事も辞さないメンバー。
でも非暴力を徹底しています。
活動している最中でも
偏見な対応をされてしまいます。

コンドームなしのSEXはもとより
売春婦、麻薬常習者にも
啓発を促すよう、
感染ルートの知識を
広める活動をしていきます。

ドクドクドクと脈打つ効果音が
活動し、恋をし、必死になって
生きていく姿に相乗効果を与えていました。


あと少し意外だったのは
20年前とはいえ
フランスでも露骨な性教育は
嫌がられていたのですね。
日本では今でもタブーですが。
yuri

yuriの感想・評価

4.0
息ができない。
エイズにかかった人、その周りの人の全てを映し出す。ショーンの目が反抗から恐怖へ。そして絶望へと変わっていく。
主演ナウエルビスカヤーさんの演技には本当に心を揺り動かされました。
苦しいけど、見てよかった。

ダンスミュージックのビートに合わせて、現実を忘れようとするかのように踊る彼ら。特にラストシーンは儚かった
実在の団体「ACT UP」のメンバーだった監督の作品。
90年代はじめに、エイズ患者撲滅のためにどんな活動があったのか、ドキュメンタリータッチで当時のリアルな雰囲気が感じられる。

勉強にはなったけれど、かなりヘビー。観ていてちょっとしんどくなってしまった。
Ar1thur

Ar1thurの感想・評価

3.8
28

俳優さん絶対見たことあるでもそんなはずないしえっどこで!?って思ったら天国でまた会おうの予告だった。目力すごい。
るる

るるの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

拍手の代わりに指パッチンする、『ニュースルーム』で見たことあるやつだ、デヴ・パテルくんが意見するときに指パッチンして、普通に発言していいから、って言われてたやつだ、と思い出して、苦笑

暴力的なデモには引いてしまう、いくら、こうでもしなければ、誰も話を聞いてくれない、とはいえ…死に際した集団の自己陶酔を感じさせて、見ていてツライ部分はあった、

でも、ディベートのシーンめっちゃ良かった、かくあるべしと思った、お手本のようだったね…議長の采配も上手いし、発言者も偉い、廊下では騒ぐな、ちゃんとしてる…議論の方法、今からでも訓練できる機会があるなら教えてほしい、見習いたい

感情的になる女性を批判する流れになったとき、女だから? 違う、というやりとりをさせたところも良かった。

こういう活動、ゲイの話が先立って、レズビアンは後回しになりがちななか、ちゃんと言及があったあたりも良かったと思う。

息づかいと衣擦れをたっぷりと見せる男と男のベッドシーン、見応えあったね、やっぱり、エイズの話、肉体の話なんだから、セックスシーンを描いてなんぼという側面はある…

しかし、ゴム着けてるとできない、なんだよそれと思う、男じゃないからわからないんだけど、マジなの? なんなの? じゃあやるな、と、どうしても思ってしまう…性病予防という観点よりも、女体持ちとして妊娠に対する恐怖心が強いもんで、ゴム着けない男への嫌悪感がどうしてもある、ごめんな…

死んだ肉体をじっくり見せるつくり、すごいな、活動家の死に敬意を示しつつ、過度に英雄化しない、冷静なつくりに好感が持てた、

そして踊り狂って終わる…選曲センスは流石に良かったけど、なんともいえんかった、

ゲイやレズビアン、セックスワーカーは後回しにされがち、という主張があったけど、日本においてはむしろ、性病といえば、セックスワーカーのせいにされがちという側面を思ったりした、最近だと、梅毒予防を女性向けに殊更にプロモーションしたり…

世界で二人目のエイズ完治が報告された、というニュースを目にした直後に見たので、エイズは不治の病ではなくなるのかも、という視点で見たぶん、現在について思考が飛んでしまった、

ちょっと長かった気もする。フランス語への馴染みのなさもあったかな。アクティビストの内情を描いたという意味で物珍しさはあった。
わかめ

わかめの感想・評価

4.0
僕たちは死ぬんだ
行動=生
映画を観て印象的な言葉を覚えているということはあまりなかった。
でもこの映画は同性愛者、薬物中毒者など、いわゆる"弱者"と呼ばれる人達が政府や、自分達より優位に立つ人達に真っ直ぐぶつかっていて、彼らの行動全てに驚かされ、心を打たれた。
キスひとつにしても思うようにできない。
観ているこっちも悲しかった。
彼らの真っ直ぐさ、力強さに心を打たれる1本
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