水のまち

それからの水のまちのレビュー・感想・評価

それから(2017年製作の映画)
4.1
家庭を持ちながらも、他の誰かを愛してしまった時、自ら作り上げた守るべきものを捨てるようなことになれば、彼女たちは生きていけまい、そう思う義侠心とともに、“何のために生きているのか?”と必ず思う。身勝手な己を戒めるかのように「愛してる」という言葉が滑稽に、そして痛々しく響いていたが、卑劣な話、金さえあれば皆を幸せに出来ることも私は知っている。結婚すら出来なさそうなシネフィルもどきがゲラゲラと嘲笑っていたけど、お前にあの涙は分かるまい。一度きりの人生ならば、自分に嘘はつきたくはない。修羅場の数だけ、人生は踊る。なんて、ごめんなさい。美しいキム・ミニに理路整然と怒られたい。
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